市販の香水からリードディフューザーを手作りする方法

『祈り歌』は調香師Miyakiの創作香油レーベルです。 芳香日誌
芳香日誌

家や作業机に置くリードディフューザーを自作しています。

使っている容器はおもに、香水の空き瓶です。
香水の空き瓶は開けるのが大変ですし、不可逆的な開け方になってしまいますが……それはまた別の話ってことで。

この記事では、香水瓶本体は開けられた前提として、リードディフューザーの手作りレシピについて記しています。

好きな容器と市販の香水で手軽にリードディフューザーを作ろう! という企画です。

必要な材料と器具
  • リードディフューザー香料(液体)を入れる容器
  • 推し香水
  • 無水エタノール
  • グリセリン
  • リードディフューザー スティック
  • 材料を入れて混ぜるための密閉容器
  • 口径の細いじょうご(漏斗)
  • スケール(測り、計量器)

この記事で紹介しているリードディフューザー手作りレシピは、30mlボトル用のものです。

レシピの香水の使用量は、香水の濃度やお好みによって適宜調整してくださいね~。

手づくりリードディフューザーの注意事項

注意事項や覚えておきたいことなどを、ここにまとめて書いておきます。

無水エタノールは可燃性なので要注意!

無水エタノールは可燃性です。危険です。扱いには絶対に気をつけてください!!

完成したリードディフューザーは香るまで時間がかかる

リードディフューザーを完成させたあと、香り始めるまでは時間がかかります。
おおむね48時間以上は見ておいてください。
4日程度たってから劇的に変化することもあります。
完成後すぐにうまく香らないからといって慌てないこと。

香水の種別(濃度)で完成品の香り方に差が出ます

香水の濃度によって、完成したリードディフューザーの香り方に差が出ます。

濃度の高い香水(フレグランス)を使えば使うほど、完成品はリッチな香りになります。
ただし、濃度の高いフレグランスほど高価格になりがちなので、材料費はそれだけかかってしまうことに……。

スティックの本数で香りの濃度を調整可能

完成したリードディフューザーは、スティックの本数で香りの濃度を調整できます。
本数が多ければ香り拡散量がアップ。もちろん、中身が減るスピードもそれだけ速くなります。
まずは2~4本くらいで様子を見るのがよき。

私の場合は2本~開始しますが、近ごろは3本がバランスいいなあと思うことが多いです。

スティックのメンテナンスは週一回と月一回でおこなうこと

完成したリードディフューザーのスティックは週一回、上下を入れ替えます。
ひと月使ったスティックは、新しいものに交換しましょう。
またはスティックが黒ずんだタイミングで、新しいスティックに交換してください。

グリセリンの入れすぎに要注意!

リードディフューザーの手作りレシピでは、グリセリンを使用します。
このグリセリンの入れすぎにくれぐれも注意しましょう。

グリセリンを入れると香りのもちがよくなります。
しかし入れすぎるとスティックが詰まって、香りが広がらなくなってしまいます。

グリセリンを計量するときは慎重にね!

ネイルカラーに気を付けて!

リードディフューザーの手づくり中、ネイルカラーに香料やらエタノールなどの液体がうっかりかかると……
ネイルカラーのツヤが完全に消滅します。くれぐれもご注意ください。

私はこの失敗のせいで、よくネイルカラーを塗りなおすはめになっております……。

リードディフューザー自作の作業をすると、嗅覚が一時的に鈍ることがあります

リードディフューザー自作の作業をおこなうと、嗅覚が一時的に鈍くなることがあります。
そのため、完成したリードディフューザーが香っているのかどうかの判別が難しくなります。
手づくりが成功したのかどうか不安になるかもしれませんが、慌てないようにしましょう。
こういった場合に嗅覚が鈍くなるのは、同じにおいを嗅ぐことで起こる人体の基本的な性質によるものです。

リードディフューザーを手作りするときの基本の流れ

  • 推しボトル含め、材料を集める。
  • 材料を計量する。
  • 密閉容器に入れて混ぜる。
  • 混ぜた液体を推しボトルに入れて、スティックを挿す。
  • 48~72時間は様子を見る。
  • スティック本数を調整する。
  • 納得できたら、週一回と月一回のメンテナンス作業をしながら運用する。

市販の香水で作る!手づくりリードディフューザーの材料

リードディフューザー香料(液体)を入れる容器

推し香水の推しボトルがオススメですが、香水瓶はそのままでは使えないことが多いです。
ちまたで香水を入れて売っている香水瓶は、詰め替え容器としては再利用できない仕組みになっていることがほとんどです。
その場合は不可逆的な開封をおこなって(つまりスプレー部分を破壊して)開ける必要があります。

こういった不可逆的な開封には、ニッパーやペンチなどの道具と少々の手間が必要です。

また、mlで記載されている香水の全容量よりも、少しだけマイナスした数字をg単位にして製作するとちょうどよくなることが多いでしょう。
たとえば全容量30mlの香水瓶を使うなら、合計28gになるように計算して製作するということです。

市販の香水の容量は、ml単位で記載されていることがほとんどです。
対して、家庭のスケールはg単位がほとんどです。
理屈としては……mlは体積基準、gは質量基準の単位だからです。
香水全容量のmlよりも少しだけ減らした数字のg単位で作ると、比重の重いものの誤差もカバーできるってことです。

(例)30mlの香水の場合は、28g容量で制作する。

推し香水

全容量の20~30%程度の香水があれば、リードディフューザーとしてちょうどよく香る可能性が高いです。
つまり、全容量28gで製作するなら8g程度は香水が必要ということですね。

香水のmlはそのままgとして考えてもOKです。
リードディフューザー製作程度だと誤差は無視できる範囲です。

30mlフルボトル香水をリードディフューザー容器にする場合、ミニ香水の新品未開封1本では香水の量が足りない場合があるということです。
ミニ香水の新品未開封はおおむね4ml~5ml程度(多くて~10ml程度)です。

無水エタノール

無水エタノールは可燃性です。扱いにはくれぐれもご注意ください。

グリセリン

保湿剤として有名ですね。
リードディフューザーの香りのもちを良くする性質があります。
ただし入れすぎると、香りが広がらなくなってしまいます。
入れすぎたグリセリンはスティックを詰まらせてしまうからです。

ちまたのドラッグストアに売っている「グリセリン」でOKです。

リードディフューザー スティック

ダイソーなどの百円ショップに売っている商品でOKです。
長すぎるときは切ったり、折ったりして使用しましょう。

おすすめの折り方は……
キッチンばさみでスティックの折りたい箇所に傷を入れて折る、またはキッチンばさみでそのまま強行突破です。
ニッパーをお持ちの方はニッパーを使用するのが早いでしょう。

材料を入れて混ぜるための密閉容器

意外と忘れがちなので、お忘れなきように!
匂いがつくのを防ぐため、ガラス製がおすすめ。

私は手づくりドレッシングを作るための密閉ボトルを使っています。
手づくりドレッシング用のボトルだと、注ぎ口がついているのでめちゃくちゃ便利です!
せっかく作ったリードディフューザーが注ぐときにこぼれるのはもったいなさすぎるので……。

口径の細いじょうご(漏斗)

なくてもOKですが、あると便利です。
材料を入れて混ぜるための密閉容器に注ぎ口がない場合は必須。

スケール(測り、計量器)

家庭用のデジタルスケールで充分です。
小数点以下が測れなくてもOK!

当サイトのリードディフューザー手作りレシピは小数点以下のg数は使わないように調整しております。

【2025年10月10日版】リードディフューザー手作りレシピver.3

現在はこのレシピと、もうひとつ「ver.2」のレシピをよく使っています。

  • 香料(香水)10g
  • グリセリン2g
  • 無水エタノール16g

【2025年9月5日版】リードディフューザー手作りレシピver.2

個人的には、もっと香りが強くてもありかもしれない? とも思うレシピです。
ただし、使用する香水が強い場合はこれでも充分かもしれません。

  • 香料(香水)8g
  • グリセリン2g
  • 無水エタノール18g

【2025年8月21日版】リードディフューザー手作りレシピver.1

エタノール強めのレシピ。
使用したい手持ち香水の量が少ない場合はこれでもいけるかもしれませんが……。
人によってはエタノールのにおいのほうが気になってしまうかも。

  • 香料(香水)4g
  • グリセリン2g
  • 無水エタノール22g

理想のリードディフューザーを求める旅は果てなく続く……

リードディフューザーは作業机での運用のほか、家のあちこちに置いています。
香水の種別・銘柄、運用場所によって求める拡散範囲や濃度も変わってきます。
手作りレシピを紹介しておいてなんですが、理想のリードディフューザーを手作りするのはなかなか楽しくも難しいことだなーと思います。
貪欲にぼちぼちと、作り方を調整していく毎日です。